ワインカップ　ボーダー粉引

ステムがついていない分、テーブルワインをカジュアルに楽しめます。陶器で飲むワインは気持ち味がまろやかになるというワイン好きのご意見も。コロンとした形がすっぽり手に馴染んで落ち着きます。もちろん、ワインでなくとも、お茶やデザートカップとしてお使いいただくのもアリです。

粉引を二度掛けしたことでボーダーラインが出来ています。粉引は吸水性の高い器なので食材の色が染み込みやすいので扱いがめんどくさい、と思われがちですが、かつて私の友達が長らく粉引の湯呑で赤ワインを飲んでいて、ワインが徐々に満遍なく器に染まってそれはそれは美しい藤色のカップに変身していました。器を育てるのも器の楽しみ方のひとつです。ただ、急激に染めようとすると不自然なので、地道にコツコツと。気付かないうちにこうなっていた、というのが良いのです。

手作りの器はひとつひとつ、サイズや色、または質感に若干違いがあり、焼成によって光沢のあるもの、ザラつきやゆがみがあったり、それぞれの表情に個性があります。ご了承ください。使うことにより手に馴染み、愛着が湧く器、ぜひお楽しみください。